シンガポールには、街中のいたるところに5つ星ホテルや高級ホテルがあり、贅沢な時間を過ごす場所はすぐに見つかります。

これらのホテルの多くは、サステナブルな取り組みを推進し、環境に配慮したエコフレンドリーなデザインやイニシアチブを取り入れています。旅を楽しみながら、地球環境を守る取り組みにも貢献したい——そんな方のために、私たちのガイドが厳選した、“一度は泊まるべき”エコフレンドリーホテルをご紹介します。

グランド ハイアット シンガポール
グランド ハイアット シンガポール

年間1,200トンのCO2排出量を削減するエネルギーシステムを導入しているグランド ハイアット シンガポール。ホテルのレストランでは、さまざまな食材の持続可能な調達にも取り組んでいます。屋上ガーデンで栽培されたハーブを使った料理や、カーボンニュートラル認証を受けたラム(子羊の肉)料理、サステナブルな製法で作られたワインなどが、食にうるさい人々の舌を唸らせます。

編集者注:グランド ハイアット シンガポールは現在休業しています。2023年上旬に再オープンの予定です。


JWマリオット・ホテル・シンガポール・サウスビーチ
JWマリオット・ホテル・シンガポール・サウスビーチ

サステナビリティ(持続可能性)を念頭において設計されたJWマリオット・ホテル・シンガポール・サウスビーチ。大きくうねるキャノピーは、表面に降る雨水を集める構造で、ソーラーパネルを装備し、自然換気を促す設計になっています。 

素晴らしい美食体験を楽しめる、ホテルの9つのレストランやバーでは、効率的かつサステナブルな経営を推進。合成化学洗剤の使用を効率的に管理し、衛生的な温度調整を行うことで食器洗浄効果を高めています。


オアジアホテル・ダウンタウン
オアジアホテル・ダウンタウン

ホテルの真っ赤な外観を彩る緑のカーテン。オアジアホテル・ダウンタウンはまさに、見るものを魅了する街のランドマークです。

各階ごとに21種類の異なるつる植物に覆われているこの緑の外観のほか、33種類の植物が取り入れられた建物全体が、鳥や生き物たちが集う緑の楽園となっています。ホテルのロビーもまた、空調の代わりに、自然の風を取り込むよう設計された、涼感を呼ぶ心地よい空間に。


パークロイヤル コレクション
パークロイヤル コレクション

パークロイヤル コレクション マリーナベイは、ただのラグジュアリーホテルではありません。ホテルの館内に、2,400本を超える植物や樹木が繁茂するガーデンを擁しています。ホテル内にはまた、「アーバンファーム」と呼ばれる農園があり、60種を超える野菜やハーブ、食用花が栽培されています。これらの食材は、一つひとつ手で摘み取られ、ホテルのレストランやバーで「ファーム トゥー テーブル」体験としてお楽しみいただけます。

サステナブルな取り組みをリードするパークロイヤル コレクション ピッカリングは、ゼロエネルギーのスカイガーデン、豊かな緑に覆われた美しいスカイブリッジ、再生可能エネルギーを生成する262枚の太陽光パネルを擁しています。

このホテルを訪れる際は、ライム・レストラン&バー(Lime Restaurant and Bar)に立ち寄るのをお忘れなく。お肉を一切使わないミートフリー料理やエコフレンドリーカクテルが、心とお腹を満たしてくれます。


パン・パシフィック・オーチャード
パン・パシフィック・オーチャード

シンガポール初の「ゼロウェイスト」ホテルは、草花や樹木などの緑をふんだんに取り入れた、自然とのふれあいを楽しめる場所。このホテルは、緑に覆われた美しいスカイガーデンを4つ擁しています。これらの空中庭園では、食品廃棄物を栄養水に変える分解器によって生成された水が使用されています。また、客室には環境に配慮されたデザインが取り入れられ、ホテルの内装は森林や雲、砂浜などの自然美を彷彿とさせます。


マリーナベイ・サンズ
マリーナベイ・サンズ

マリーナベイ・サンズは、ただのシンガポールのアイコン的観光地ではありません。さまざまなグリーンイニシアチブを実践するサステナブルなホテルです。ホテルの客室は、省エネセンサーを装備。エレベーターに乗って屋上に上がると、エネルギーを再生・転換するために設計されたスカイパークがあります。 

ライズ・レストランでは、裏庭を覗いてみましょう。そこのハーブガーデンで栽培されたハーブは、レストランの素晴らしい料理に使用されています。